離婚届を出す前の取り決め事項/財産分与

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財産分与

財産分与の主な目的

  • 婚姻中の実質上の共同財産の分配
  • 離婚後の弱者の生活維持をはかる

精神的苦痛の慰謝料としての意味を含める事もできます。
この場合は、慰謝料を別途請求しないで、財産分与で一本化すればいいわけです。

共同財産目録

婚姻中に取得した財産は、名義が一方になっていても、夫婦が協力して築き上げた財産とされ、共同財産になります。
もちろん、妻が専業主婦として過ごした期間も家事という仕事をこなしてきたわけですから、財産分与の対象となるわけです。

夫婦が婚姻生活を送っていた時に、増加した共同財産目録を作ってみましょう。

現在ある全ての財産目録を作って、妻の特有財産・夫の特有財産を除き、残りを共有財産とするより慎重な方法もあります。

財産分与の額を決める

財産分与の額は事情により異なります。
均等に2分の1にしなければならないといわけではありません。財産分与の基本は、当事者の話し合いになります。

二人が納得できれば、どのような比で分けても構わないわけです。
財産の額・財産形成への妻の貢献度・離婚後の生活・婚姻期間・離婚の経緯等を考慮すれば良いでしょう。

財産分与額の司法統計(平成13年度)

婚姻期間と財産分与額の関係を参考にして下さい。
離婚調停成立又は24条審判事件のうち財産の取り決め有りの件数

婚姻期間 総数 うち財産分与の取決め有り
総数 100万円以下 200万円以下 400万円以下 600万円以下 1,000万円以下 2,000万円以下 2,000万円を超える 総額未決・算定不能
総数 24,018 8,878 2,349 1,357 1,562 794 755 567 291 1,203
6月未満 224 59 35 11 9 1 - - - 3
6月以上 654 168 95 39 21 4 3 - - 6
1年以上 1,909 551 289 103 88 27 18 5 1 20
2年以上 1,922 577 271 121 94 25 15 8 1 42
3年以上 1,872 592 228 132 120 29 17 6 2 58
4年以上 1,681 523 193 99 103 40 24 10 6 48
5年以上 1,556 515 181 81 118 50 32 12 2 39
6年以上 1,392 467 133 98 93 43 36 15 2 47
7年以上 1,239 433 117 80 104 30 29 13 5 55
8年以上 1,088 389 98 49 92 40 30 17 5 58
9年以上 973 316 78 57 58 30 29 18 8 38
10年以上 874 324 80 55 65 29 28 17 2 48
11年以上 708 253 62 34 45 28 23 19 6 36
12年以上 746 275 67 38 52 30 23 11 8 46
13年以上 699 243 48 35 45 26 23 23 6 37
14年以上 597 238 48 40 46 22 17 21 2 42
15年以上 563 216 33 23 34 35 20 12 16 43
16年以上 482 210 36 28 36 24 24 20 10 32
17年以上 484 199 31 19 42 19 25 18 7 38
18年以上 447 173 31 21 32 20 17 17 4 31
19年以上 394 163 21 12 34 23 15 19 10 29
20年以上 1,481 765 87 88 101 101 110 74 61 143
25年以上 2,052 1,228 86 94 130 118 197 212 127 264
不詳 11 11 - - - - - - - -
要注意事項財産分与慰謝料の考え方と一緒で、離婚成立前に決定しておくべきです。離婚財産分与請求権の時効は2年です。
財産分与を後回しで、離婚成立してしまった場合、例えば離婚成立時にあったマンション等を夫が勝手に第三者に売却してしまった場合、取り返せなくなります。もし、離婚成立前財産分与を決定して、このマンションを妻の取り分として公正証書にしておけば、夫はこのマンションに手は出せ無くなる訳です。
財産分与するまでに時間が掛かってしまうと、相手に勝手に処分される可能性も出てくるわけです。特に別居している場合等は、相手の行動が見えにくいだけに用心しなければなりません。
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