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離婚に関するコラム

第49回「財産分与と慰謝料」トピックその1

慰謝料とは、精神的苦痛に対する償いのお金です。

「私の心と体はこんなに傷ついた。その代償を支払って下さい」という損害賠償金です。心や体の傷の治療費という意味で「医者料」と思われていた方もいらっしゃるでしょうか。

正しくは「慰謝料」です。

加害者がお金持ちであろうがなかろうが関係ありません。ひどいダメージを受けての離婚であれば、それなりの金額を請求できます。傷つけた方→傷つけられた方に支払われます。典型的な例が浮気で、慰謝料を請求しやすいケースです。

但し、確実な証拠を準備しておく必要があります。尚、慰謝料は、配偶者だけでなく、離婚原因を作った浮気相手等にも請求できます。

一方「財産分与」というのは、視点が違います。

離婚原因があなたの浮気であろうが、暴力であろうが、今ある財産が二人で築いてきたものであれば、きちんと分割して相当分を請求する事ができるのです。感情論や離婚原因がどちらにあるか等は関係なく、今ある財産を適切に分けるのが財産分与なのです。

感情は感情、財産は財産。非常に割り切った制度ですね。私が悪くても、権利はしっかり主張できるのです。法律では、たとえ片方に非があるとしても、一方的に無一文で追い出されてしまう事を避けるために、財産分与ができるように考えられているのです。

もし、あなたが浮気をして離婚する場合等、その引け目から慰謝料を払う事を受け入れるかもしれません。その上、共働きで購入したマンションの権利も主張できず、私が悪いのだからそれぐらいは諦めようかと考えてしまう…。しかし、それは慰謝料財産分与を混同した判断だといえるわけです。

では、離婚の際、実際にどうやってお金を手にするか…。それ以前に、家計の現状はどうでしょうか。財産があり慰謝料をしっかり払えるだけの経済力を持ったご主人をお持ちならまだ幸運といえますね。共に暮らしてきたご夫婦なら、相手の懐具合は重々承知されているはずです。そうです、「無い袖は振れない…」これが問題です。

家の中を見回して、貯金・不動産・株券・骨董品…何かお金に換算できるようなものがありますか。いずれにしてもお金を手にするには準備が必要です。財産分与に関しては財産の把握と確保、慰謝料に関しては証拠固めです。それぞれの名目の違いを認識した上で、トータルで少しでも多くを手にできるように話を進めていきましょう。

【ポイント】離婚を考えたら…

財産分与対策:「財産の把握と確保」を行いましょう。
慰謝料対策:「証拠固め」がものを言います。

相手が勝手に財産を隠さないように、家庭裁判所に「財産の保全処分の申請」もできます。

表面上は従順な妻、しかし、裏では密かに離婚の為の準備が着々と…熟年離婚にありそうなケースですね。離婚の話し合いが佳境に入った時に、「ああ、知っていたらちゃんと調べて確保しておいたのに…」そう思わないために、この事はきっちりと心得ておいて下さい。

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