離婚相談の離婚問題連絡協議会/離婚に関するコラム/第60回「財産分与Q&A」その1

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離婚に関するコラム

第60回「財産分与Q&A」その1

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  • 1:ローンが残っている住宅と車、分けられないものは?
    離婚した場合、住宅と車、どのように分ければ良いでしょうか?いずれも、結婚後に購入しました。名義は夫です。 但し、いずれもローンが残っています。例えば、そのローンを引き受けるという条件で、私のものにする事は出来るのでしょうか?
  • 2:半年で別居、結納金や指輪は?
    結婚して半年で別居となり、今現在別居し半年が経過しています。原因は性格の不一致で浮気や暴力等はありません。裁判所で夫婦円満調停をしたのですが、相手に慰謝料を払えといわれています。裁判所の書記官には「払わなければいけない部類ではないが、任意のものだから考えて下さい」と言われました。
    結納金で購入した家具等の所有権はいったい誰のものなのでしょうか?私は“二人で貯めたお金の90万は相手に”、“支度金で購入した家具70万相当は元々こちらのお金で購入したものなので私に”と考えています。
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  • :ローン付きの住宅の場合、財産分与の対象になるのは、住宅の時価からローン残債を除いた正味の時価(仮に売却した時に手元に残る現金部分)になります。
    離婚する場合には、この時価部分から一定割合を財産分与としてもらって“片方が家を出る”又は“家を売却する”のが妥当と考えます。
    つまり、ローンつきの住宅であっても、名義変更はできるわけです。但し、離婚後、その住宅のローンの支払いはどのようにしていくのかを決める必要があります。
    ローン付の車についてもこれと同様に考えます。
    基本的には上記で考えますが、ローンの残債を全て引き受けるという条件で自分の物にするという方法も、双方が同意できれば構わないでしょう。
  • :お互いが、性格の不一致での離婚という認識であれば、慰謝料を払わなければいけないケースではないでしょう。仮に奥様が、慰謝料請求の調停を申立てたとしても、離婚理由に争いがなければ慰謝料を支払うといった結果になる事は考えにくいと思われます。
    ちなみに、片方の不貞や暴力といった行為が原因で離婚になる場合でも、その明確な証拠がないとなかなか、慰謝料の請求が認められない事が多いです。
    結納金や婚約指輪は、婚姻を成立させるための約束のようなものであり、婚姻届が出された時点でその役割が果たされたとして、片方から返せという要求に対して、応じる必要はないというのが、判例の流れです。
    よって、結納金については返却の必要はありませんが、結納金や支度金で購入した家具は、夫婦が共同生活していく上で必要なものとして、共有財産と考えられていて、財産分与の対象となります。
    財産分与とは、結婚生活中に二人で築いた財産を清算する事で、もともと結婚前から持っていた貯金等は、生産の対象にならないのですが、生活の中で必要な家財をそこから出費した場合は、それらの家財は共有財産とされています。
    この場合、慰謝料の支払い義務はないようですが、二人でためた貯金等があれば、財産分与は考えないといけないでしょう。その場合、貯金、家具等の価値をそれぞれに分け与える事になりますので“貯金90万円は相手に”、“家財70万円相当をご自身に”というのは妥当だと思われます。
    もちろん、これらの考え方は法律上の考えであり、お二人で違う決め方をする事は自由です。書記官のおっしゃった任意という意味も法律等に縛られる必要はないという事だと思います。
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