離婚相談の離婚問題連絡協議会/離婚に関するコラム/第76回「有責配偶者からの離婚請求」

「離婚問題連絡協議会」TEL:03-6452-9889、受付:AM10時〜PM8時・日祝定休
離婚問題連絡協議会離婚に関するコラム>第76回「有責配偶者からの離婚請求」

離婚に関するコラム

第76回「有責配偶者からの離婚請求」

愛人がいます。妻と別れたい。離婚できますか?

夫が愛人を作った上に、一方的に離婚を請求できるとしたら、それはあまりに虫がよすぎる話です。奥さんも怒りのやり場がありません。 ですから、結婚生活を破綻させる原因を作った側(有責配偶者といいます)からの離婚請求は、認めないというのが従来の考え方でした。

しかし、一度壊れた夫婦の関係は簡単には修復できませんね。完全に愛情がなくなって夫婦関係が破綻しているのに、ただ有責配偶者というだけで離婚請求を認めないというのはどうかという批判もあります。

そこで裁判所も、最近は離婚の自由を認める積極的破綻主義をとるようになってきました。但し、これには厳しい条件があります。

有責配偶者からの離婚請求が認められるのは以下のような要件を満たした場合。

  • 長期間の別居(10年程度)
  • 未成熟の子供がいない
  • 離婚後も相手方を過酷な状態に置かない

また、裁判所が離婚を認める際には、以下のような事を判断材料とします。

  • 破綻の時期、また破綻後どの程度修復の努力をしたか
  • 有責事由の発生した時期の前後の事情
  • 有責配偶者の責任の態様、程度
  • 相手方の結婚継続の意志
  • 相手方の有責配偶者に対しての感情
  • 離婚が認められた場合の相手方の精神的、社会的、経済的状況
  • 離婚後の子の養育、監護の状況等

ここで注意しておきたい事ですが、相手が浮気をした腹いせに自分も浮気をしようものなら、お互い責任があるとして、どちらからでも離婚請求が認められる事になります。
また、夫婦個別の事情がありますので、有責配偶者からの離婚請求が可能かどうかはケースバイケースです。

全家庭裁判所「渉外申立ての動機別・申立人別【婚姻関係事件数】」
(2002年:司法統計年報)

全家庭裁判所「渉外申立ての動機別・申立人別【婚姻関係事件数】」(2002年:司法統計年報)

調停・慰謝料・財産分与、離婚相談は今すぐこちらへ
space