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離婚に関するコラム

第88回「離婚を子供にどう伝えるか?」

別居前に必ずしておく事

事実を隠さずはっきりと伝える

親が離婚する事になったら、子供はどちらか一方の親についていくしかありません。すると当然もう一方の親とは離れ離れになって暮らす事になるわけです。その子供と親との関係や状況によって一概には言えないのですが、私は離婚について隠すのはいけないと考えます。ましてや嘘をつくのはもっての他です。

離婚とはどういう事か説明し、事実をはっきり伝える。私は子供が小さくても、話ができるのであれば伝えるべきだと思います。まだ赤ちゃんの子供と話はできないので、話ができるようになったら、理解できるような言葉を遣って説明をするのです。

子供とはいえ、大人が思う以上にいろいろな事を考えているものです。離婚の事実だけ伝えても納得できず、理由が判らなければ親に不信感を抱いてしまいます。「これこれこういう事が起きた」だから離婚しなければならなくなった、そこまでしっかりと伝えて下さい。

黙っている事でこんな誤解も

知人のRさんは、小学五年生の時に両親が離婚して母親に育てられたそうです。母親に離婚の原因を聞いても教えてくれなかったので、面接の際、父親に尋ねてみたそうです。すると「ママが浮気をしたからだよ」と父親は言いました。

彼はものすごいショックを受けて、それからというもの母親を見る目が変わったそうです。だからといって、当時母親は誰かと付き合っている様子はありません。半信半疑ではありましたが、父親がそう言うからにはそれは事実なのだろう認識してきたそうです。

大学生の時、母親とテレビを見ていると、ある母親が自分の浮気によって離婚して置いてきた子供と再会するという場面がありました。何気なしに「母さんは俺を置いていかなかったんだね」と言うと「何言ってるの?!父さんが浮気して勝手に出て行っただけでしょう。母さんがあなたと離れるわけないでしょう。」とあっさり。

Rさんはこれまで十数年間誤解をしていた事に気付いて驚きましたが、いつも冗談ばかり言っておちゃらけている父親のキャラを思い出し、あれも冗談だったのか、と今更ながら納得。それにしても、彼がこれまで母親に抱いてきた不信感は全くの無駄であったわけです。

このように、離婚の事実を子供に伝えない事から、親子間で誤解が生じる事もあります。Rさんはその事で屈折する事もなかったのでよかったのですが、親の離婚が子供の心の成長に悪影響を及ぼす事は往々にしてあります。子供の心の動揺・変化には十分なケアが必要です。常に真剣に子供の気持ちと向き合う事を忘れないで下さい。

離婚は親子で乗り越える

親子で離婚をどう受け止めて、変わっていく生活をどう乗り越えていくか?子供はこの経験でぐんと強く成長するでしょう。心配かけまいとして、何もかも事情を隠してしまわず、大変なら大変だという事をある程度は知らせて「少しは助けてね」「これからがんばるからね」と言う。

親の離婚を乗り越えてきている子供は、人の心の傷みもわかる優しくてしっかりした強い子になります。私は親が子供に本音を語る事で、親子の絆も深くなると信じています。

そして子供が、“今どんな気持ちでいるのか?”、“寂しくないか?”、“つらくないか?”、“学校ではどんな様子でいるか?”、様々な環境の変化による“ストレスを感じているのではないか?”…等々。

どんな心のサインも見逃さず、真摯な態度で子供の全てを包み、受け止めてあげて下さい。「あなたの事が何よりも大切だよ」としっかり言葉で伝えて、心の不安を取り除いてあげる事が大事です。

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